主人公を語る際に、「育ちがいい」という言葉が出てくる。よく言えば、やさしい。悪く言えば、ゆるい。そんな感じ。その洞察が妙に自分と重なって面白かった。
自治体の歯がゆさや地方の現状などがわかりやすく身についてしまうので一石二鳥である。
以下、気になった個所を列挙する。
・観光振興には、若い女性の意見を聞く。観光地での消費の7割は女性らしい。女性は旅行が好きで、ロケーション、グルメ、トイレなどにこだわる。男よりもチェック項目が多い。だから、女性をクリアした時点で男はもれなくついてくるのだ。彼氏とか、旦那もついてくる。
・旅行には、非日常を求める。地方だからこそ食べれるものやできることを前面に押し出す。そして、客の中でストーリーになるのがいい。馬路村の例ならば、辺鄙なところにわざわざ来て(これがむしろ大事)、方言丸出しの看板があったり、この村でしか見ないようなゆず料理を食べたり…と後で思い出せるような旅行を提供することが大切。物語を見出して発表する力がかなり重要だということ。それは、土地の歴史や文化を知ることに他ならない。
・観光地の偏差値はトイレの偏差値。道の駅は、車社会における画期的な発明。それまでは、一般道でトイレというと、コンビニくらいしかなかったし、物産なども気軽に買うことはできなかった。
・キャッチコピーは大切。本でもキャッチコピーのいい本は売れる。売り出す際のキャッチコピーは重要である。「高速もない。地下鉄もない。ビルもない。でも、…がある。」みたいな
・地方人には、地元を悪く言う癖がある。うちの地元はけっこう面白いじゃないか、その意識の共有が何よりも大切。そのテコ入れが一番難しい。
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